クリスマスカードと年賀状

クリスマスカードと年賀状

今年もクリスマスカードが届いた。イギリスから二通、アメリカら一通である。いずれも、20数年前アメリカに工場を作る仕事で親しくなった間柄である。

日本でいうクリスマスカードは、アメリカではSeason‘s Greetingsと呼ばれている。文面にもMerry Christmasという挨拶は用いない。アメリカは多民族,多宗教の国である。キリスト教に由来するChristmasという言葉は避け、国民の融和を図っている。

下は、先祖がアイルランドから移民できたTheiserさんからの季節の挨拶状である。Christmsの言葉は見られない。

イギリスからの二通にはいずれもChristmasが入っていた。

Shakespear生誕地のStratford upon AvonにすむSavageさんからのカードにはWith Best Wishes for Christmas and the New Yearとかかれていた。アメリカとイギリスではやはり国民性に違いがあるようだ。

ただ共通していることがある。それは封筒の宛名を手書きで書いていることだ。手書きで書くことによって相手のことを思い出だす。今でも自分のことを思い出してくれる人が世界にいるかと思うと嬉しくなる。

年が明けると年賀状が送られてくる。宛名は殆ど印刷されている。自分は今年も10数痛の年賀状を出したが、毎年宛名だけは手書きにしている。(高田 忍)

Xmas card

Xmas card

プリンター苦闘記

プリンター苦闘記

プリンターにまつわるヘビーユーザーの苦労話の殆どはインクとそのランニングコストにある。古いNECのパソコン発売当時のインパクトドットプリンターから幾多の変遷を経て今日ジェットカラープリンターに至るまでユーザーとして様々な修羅場を経てきた。

 

パソコンやプリンターとのかかわり合いの初めは高校時代家業にまつわる貿易のコレスポンデンスのため英文タイプとの付き合いから始まった。当時機械式のアンダーウッドのタイプライターで覚えたタイプは今でも両手でブラインドタッチである。打ち込みは今でもそこいらの若いものに負けない。

 

コストとプリンター

さて話は現代のカラープリンターのコスト、特にキャノンの戦略で「機械はお安く・消耗品のインクはお高く」の政策には最初から僕の場合おつきあいせず安い(実は化粧品と同じ中身はタダ同然で、安い非純正インク自体かなり割高)詰め替えインクを使用し今日に至っている。

 

2年ほど使ったキャノンのMG6730は目詰りしたので色々手を尽くしクリーニングカートリッジや超音波洗浄機で洗浄したりして直らず、仕方なく新品のプリンターヘッドをAmazonで中国製を購入したりしたが結局直らないので諦めて新しいキャノンのプリンターMG3630をお名前ドットコムで価格比較し最安値、税込み運賃無料¥5,270で購入した。

 

このプリンターを購入した最大の決定要因は、「インクタンクにプリンターヘッド」がついていることだ。

 

使用しているとインクが純正や非純正に拘らず、キャノンのプリンターは必ずプリンターヘッドに目詰まりを生じる。

 

その証拠として、インク業者が目詰まり解消のグッズ類を堂々と販売している。キャッチも奮っており「お客様の声から生まれた」「プリンタの目詰まり解消」等と・・・おまけにプリンターが何をどうチェックするかわからないがICチップ搭載とある。どうやらキャノンはお客様の声を大事にしないようである。

 

高田代表と同じキャノンのMG6730を約1年前、その前のプリンターのプリンターヘッドが赤インクで目詰まりを起こし、又その前のプリンターは黄色で目詰まりを起こした。その都度プリンターヘッドの修理を試みて失敗、都度プリンターヘッドで悩まされてきた。この度はインクタンクにプリンターヘッドのついたものを購入した。これまで大体7台くらいプリンターを駄目にしてきた。その全てがプリンターヘッドの目詰まりが原因であった。

 

キャノンのプリンターが壊れるサイクル、「キャノンタイマー」は、ここ数年非常に短くなってきている感じがする。直近の物は2年でだめになった。

 

キャノン自身この苦情「インクの目詰まり」の多さに悩まされてMG3630は常に新品交換されるプリンターヘッド付きのインクタンクを考案したのであろうか?キャノンは今や考え出した企業の欲望を満たす、企業利益を生み出す政策に自縄自縛になりユーザーにインクタンク交換ごとに新品プリンターヘッドを提供するという解決策、すなわちお客様の声を活かしたのだろうか・・・

 

要するに純正インクを使っても目詰りするので、インク交換ごとに新品のプリンターヘッド提供に解を得た?

 

過去このプリンターヘッドと言う部品を購入したが最低6000円ほどする高価なもので、一方キャノンの修理センター等に修理料金を聞くが、きょうび新品プリンターのほうが彼らの修理代より遥かに安く修理センターと言う言葉自体死語化している。

 

実にもったいない話であるがプリンター本体、長持ちしない消耗品と同じだとも言える。しかし分解してみて分かるのであるがかなりの部品点数があり各部品は高精度に専用の素材を使用して作られたにも関わらず販売者の利益込み5270円を弾き出すためには、相当合理化された最新自動生産ラインを持ち、ペイする販売数がなければ成り立たない。実にご苦労様なことである。長けたベンチャーでも恐ろしくて近寄りもしないアイテムである。

自分の業界にも当てはまるが毎年新型眼鏡を発表しないといけないというトラウマ、プリンターメーカーも毎年新型発表をしている。だが使用する人間に新型などなく昔のままである。ハッキリ言って発展途上で自信がないことの裏返しかもしれない。プリンターを使用していて、5年前も今も目的と方法は殆ど変わっていない。毎年新型が出て、古い機種はたたき売り。

 

消耗品で儲からない時代

では一体誰が一番儲けているのか?今まで恐らくこのインクにまつわる非純正インク供給業者が一番儲けて来たのではないだろうかと思う。しかしこの業界もツワモノが現れてきた。他でない百円ショップ各社がここに目をつけ販売を伸ばしている。老舗非純正インク業者を百円ショップが追撃し始めて、老舗非純正インク業者の儲かる色水商売も儲からなくなってきている。

 

疑いを持つユーザー

最近疑い始めたのは、このインク自体多少の違いは有ってもほとんど同じ色水ではなかろうか?である。以前はプリンターヘッドが高価なため少しは壊れにくいだろう純正に近い非純正インクを使用してきた。上記に伸べたとおりもはや使用方法やインクの質など恐れなくなった。プリンターヘッドが詰まって困らないプリンターヘッド付きのインクタンク+安いプリンター登場である。

 

小生には使い残しのインク=色水がまだ沢山残っており、新規購入したインクを使い切った段階で古いインクを試してみようと虎視眈々と狙っている。無論百円ショップの色水も然りである。

 

プリンターの廃棄処分

さて問題はこれだけに終わらず一番厄介なのが壊れたプリンターの廃棄処分である。確か大阪市の廃品回収手数料が1000円程で、捨てるに手間暇コストのかかる代物である。エコにこだわり始めると何でも安く無料で処分したいのが人情。

 

手元に電動ドライバーが有るので暇な時合間を見て簡単に分解しプラスチックと金属部品に分別しゴミとして捨てて来た。大きなプラスチック容器は足で踏み潰したりして故障のストレス解消には役立つ。容積はかなり小さくなる。無論行政の指導する分別廃棄を履行し適宜無料ゴミとして処分している。

 

インク詰め替え作業

今回買った5270円のプリンター、予備に買ったエコ・カートリッジ・リサイクルインクは純正より安く、現在使用しているインクを消耗した時使用し、詰め替えインクを別途購入してあり、インクに付属するハンドドリルでカートリッジに穴を開けインクを注入するものである。

 

以前インク詰め替え時、キャノンのインクタンクにはプラスチック球がインク充填後詰められておりこれを器用に抜いて再利用していたが、考えてみるとインクタンク内にはフィルターが入っており、ドリル粕など濾過され加えてプリンターヘッドにもフィルターがついているためこれは心配しすぎと言うものだ。プリンターヘッド付きのインクタンクであれば、壊れればリサイクル・インクカートリッジをネットで購入すれば済み、今や無敵恐れるに能わずである。

 

詰替作業の説明書は次の通り、実に懇切丁寧に書かれているものである。インク交換に際しプラスチックの手袋が付属しているが、小生は滑るのがいやで素手でやるため、作業の後派手な各色インキが手について大仕事した、節約したという快い実感が湧く。手に付いたインキは、水性であるが石鹸ぐらいではなかなか落ちず、お湯と石鹸でやっと落ちる。ご褒美は、近くの銭湯に行くことである。

MG3630Ink 注入方法

MG3630Ink 注入方法1

MG3630Ink 注入方法2

MG3630Ink 注入方法2

 

こんな商売ってあるか ― 競争相手の少ないプリンター

こんな商売ってあるか  

競争相手の少ないプリンター

MG6030

MG6030

3年使ったCanonのMG6030というプリンター複合機が、インク吸収体満杯という理由で使えなくなった。インク代が高いので純正品でなく市販品を使った為であるかもしれない。

キャノン pixus TS6030

キャノン pixus TS6030

修理代が高いので、最近発売されたTS6030 という機種をCanonのオンラインショップで10月20日に購入した。価格は24710円であった。その時、セットで購入したインク代は5583円である。本体価格と消耗品の価格を比べると消耗品の価格が高すぎるように思った。単純な比較はできないが、例えば一台200万円の自動車に対して、少なくとも4~5年は持つタイヤの価格が五分の一の40万円もすることはない。4本で10万円程度である。

 

12月に入って新しく購入したTS6030で、友の会ニュースを印刷することにした。それまでにも会員に情報を届けてきた。印刷のページ数はおよそ1000ページになる。この間、購入したインク代が約40000円、すでに本体価格を飛び越えている。

 

ところが、購入してからちょうど二か月、12月20日に故障した。

 

両面印刷をしていた所、紙詰まりが発生した。背面から詰まった紙を取り除いても再び詰まる。この背面のカバーをはめにくいという難点があった。やむを得ず片面印刷にしたところ、紙送りのローラーの大きな音が出始めた。それも我慢しながら続けたが、最終的には紙をセットしているのに「紙がセットされていない」という意味不明のメッセージが出て動かなくなってしまった。

 

やむをえず、大阪フェスティバルタワーにあるサービスセンターに持ち込んだ。修理は年明けになるという。この時点で友の会ニュースの印刷が終わっていたのは40部。残りの30部は予備として持っていた古い機種のプリンターを使って印刷し、年内に発送することが出来た。

 

Canonという世界的なブランドを持つ会社の製品にしては、あまりにもお粗末だ。自動車であれば購入して二か月で故障すればリコールものである。

 

プリンターの場合本体価格を安く設定して顧客をつかむ。安いだけ、品質や耐久性に手を抜いているのではないか。そして、消耗品で稼ぐ商売をしているようだ。自動車のように世界的な競争相手がいないだけに、このような商売が成り立つのかもしれない。

12/24/2017

 

 

12月22日の日記から

12月22日の日記から


1. 大阪の地下鉄-たった二駅の混雑

星野さんの店に9時過ぎに着くよう家を出て、阪急神戸線に乗った。通勤時間帯で勿論座ることはできなかった。梅田まで僅か10数分のことだから座らなくても我慢はできる。

地下鉄御堂筋線の梅田駅で午前8時半頃ホームへ降りると、停車していた電車には満員で一本見送った。ホームには整列乗車の矢印が大きく書かれている。そこに並んで次の電車を待った。この時間帯は二分ごとにダイヤが組まれている。直ぐに入ってきたで電車は一つ先の中津始発だったのか、乗客は少なく乗り込むことが出来た。しかし、あっという間にすし詰め状態。次の淀屋橋では降りる人と乗る人が同数で込み具合は変わらなかった。ところが次の本町で大半の人が降り、座席も空きが目立った。

難波で乗り換えた千日前線は、これでも通勤時間帯かと疑うほどすいていた。

夕方のテレビで大阪市内にタワーマンションの建設ラッシュを報じていた。働く世代が都心に住むようになれば、地下鉄の混雑は解消するように思った。

それにしても、梅田ー本町間のためにだけ過密ダイヤで地下鉄を運転しているのは無駄のような気がした。他に解決策があればいいのだが・・・

50歳になった頃アメリカ駐在を前にして、淀屋橋にある本社に半年ほど通ったことがある。梅田から淀屋橋まで御堂筋を歩いた。勤め先が淀屋橋や本町近辺にある人の内、何人かが健康のため歩けば解決の糸口になるかもしれない。

2. マイナンバーカードが使えない
一昨年、鳴り物入りで導入されたマイナンバーカード。住基カードや印鑑証明カードが一体化され便利になるという振れ込みであった。


そのマイナンバーカードを使える日がやってきた。印鑑証明を取るためである。


早速、星野さんの店から帰る途中、駅前のダイエーの中にある市民サービスセンターの窓口へ行った。時間は12時半頃で昼休みらしく窓口にはカーテンがかかっていた。一人だけいた係員に、マイナンバーカードで印鑑証明書を交付できるかと尋ねると、その答えはできないということだった。

これが第一の驚き。昔の印鑑証明カードなら受け付けるとのこと。料金は一枚300円。そこで勧められたのが、近くのコンビニで。そこならマイナンバーカードが使え、しかも料金は200円。これが第二の驚き。


コンビニへ行くと、多機能の複写機が置かれていて行政サービスをタッチし、印鑑証明を選択し必要枚数を入力、コインを入れるとプリントされて出てきた。


市民サービスセンターにも同じ複写機を入れれば職員も削減できるし、昼休みでも市民が利用できる。
「コンビニへ行ってください」との応対だけで仕事したような気になっているようだ。お役所の仕事とはこんなことかと、感心するやらあきれるやらの一日でした。

夙川サービスセンター

夙川サービスセンター

 

ローソン複写機

ローソン複写機

12月15日早朝の空 

12月15日早朝の空

 

12月15日午前6時頃南東の空の写真です。左は月、右の点は木星です。露出時間を15秒に設定したため、月が三日月のように見えますが、この間に移動したためです。実際は爪のように細い月でした。

写真には写っていませんが、月の左上には火星が赤く輝いていました。

12月15日6時東の空

12月15日6時東の空

(髙田)

読売テレビが放送しなかったこと

読売テレビが放送しなかったこと

読売テレビは11月30日午後5時台の「かんさい情報ネットten」という番組で12月に開場した神戸アイセンターを取り上げた。その中で加齢黄斑変性の患者として登場した。取材を受けたのは11月25日の午後2時から3時までの一時間であった。しかし、テレビに映ったのは十数秒であった。インタビューで話したことは殆ど割愛され、壁をおさえながら階段を下りる姿が強調された。テレビでは説明が省略された階段の問題を説明しておきたい。

 

私が発症したのは2014年8月末のことで、異変に気付いてから1週間後には抗VEGF薬の注射をした。治療の効果が出る2か月ほどの間、外出して一番危険だと思ったのは駅の階段である。階段が波打って見えたので、踏み外して転げ落ちるのではないかと心配した。

それ以来、階段を下りる時は手すりを捉まえる習慣がついた。エスカレーターがあるときは、出来るだけ利用するようにしている。


ところが駅の中では、昇りのエスカレーターはあっても下りのエスカレーターがない所が多い。


下の写真は大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅の北出口方面の階段である。上りはあるが下りエスカレーターはない。

 

京阪電車中之島線の渡辺橋駅は乗るまでが大変である。地下に下りるまでに三つも踊り場のある階段があるが、昇りも下りもエスカレーターはない。


この階段を降りるとさらに階段が続く。ここには昇りだけエスカレーターがついていた。


改札を通ってホームに降りる所にようやくエスカレーターが出てきた。

 


眼の不自由な人に不親切な駅ばかりではない。

JR大阪駅と阪急電車の連絡橋をつなぐところは上下ともエスカレーターがある。



地下鉄御堂筋線への連絡階段も上下が用意されている。

 

他に歩いて危険を感じるのは歩道である。写真のような波打ったタイルの歩道では街路樹の根が歩道を浮き上がらせていることがある。それに気づかず躓いたことがある。これも放送からカットされたことのひとつである。

上空からの写真 ― 二つの旅から 

上空からの写真 ― 二つの旅から

スロベニア・クロアチアのツアー(11月10日~17日)に参加した後、東京(10月20日~21日)へ出かけた。上空から見た風景を中心に拾い出してみた。


スロベニアとクロアチアはいずれもイタリア半島の東、アドリア海に面する国で、かつてはユーゴスラビアに属し、崩壊後内戦を経て独立した。


関西空港発フランクフルト経由で向かった。関空を飛び立つと北に旋回し琵琶湖上空から能登半島を経て日本海に入った。写真は安土城跡から琵琶湖西岸を写したものである。



1. スロベニア
スロベニアはおオーストリアの南に位置する国である。ブレッドという町に湖があり、島の教会からブレッド湖とアルプスを写した。

 


これは、空ではなく地下の写真である。世界で3番目に大きいと言われる鍾乳洞である。入口からトロッコ列車に乗り、約一時間歩いて見学した。

 


2.クロアチア

ドブロヴニクは海洋都市として栄えた。写真はスルジ山から写したものである。1990年代、ユーゴスラビアが崩壊すると内戦がおこり、セルビア・モンテネグロから攻撃を受けたが、市民の力で復興し、世界遺産に指定されている。

 

旧市街は城壁で囲まれている。湾の先に要塞がある。かつてオスマントルコなどからの侵入に備えて築かれたものである。要塞の一番上から旧市街を写した。空は曇っていたが、海の碧さは鮮やかであった。


写真はオーストリアからドイツに向かう上空から撮影した雲海に浮かぶアルプスの光景である。

 

3.東京
東京駅八重洲口のホテルの29階から写した東京駅前景である。このホテルの南側の部屋からしか見られない光景である。前方が有楽町方面である。プラットホームの屋根は灰色と思っていたが、緑色に塗られていた。左の高層ビルの先に、意外と近くに東京湾が見える。

 


天気が良ければ富士山が見られると思い右側の座席を予約した。上空10000メートルからの富士山である。火口もはっきりと見えた。はるか彼方に、雪に覆われた南アルプスと北アルプスが見えた。

関西ぶらり歴史散歩

関西ぶらり歴史散歩

最近訪れた関西の風景を写真でたどることにした。

兵庫:生野銀山
かつて銀で栄えた生野を訪れた。その日はイベントがあり、クラシックカーが展示されていた。三輪車から日本の産業の復興が始まった。

 

街には古い医者の建物が残っている。診察室の天井である。

江戸時代は天領で徳川幕府が支配していたが、明治には宮内庁が管理し、後に三菱に払い下げられた。鉱山の入口でフランス人の設計である。

採掘された銀の鉱石はこの道を通って播磨の港まで運ばれ船積みされた。

大阪:淀屋橋界隈
淀屋橋は江戸時代の豪商、淀屋に因んで名づけられた。写真は橋の上から北浜方面を撮ったで、かつては両岸に蔵屋敷が並び天下の台所として賑わった。

 

淀屋橋界隈には歴史的建造物が残されている。「友の会」の定例会の会場にもなる大阪市中央公会堂もその一つである。明治の株式仲買人岩本栄之助の寄付によって建てられたもので、来年で100年になる。


三階の特別室には日本神話の天井画が描かれている。

 

この付近には近代的なビルに並んで日本家屋が残っている。写真は幼稚園である。


付近には緒方洪庵の適塾もある。ここで日本の近代医学が始まった。

 

奈良:纏向遺跡と箸墓古墳
「まきむくいせき」と「はしはかこふん」と読む。纏向遺跡は三世紀に邪馬台国があったとされる場所である。近畿各地のみならず関東、東海、中国地方の土器が出土し古い日本の首都であったと考えられている。

 

纏向遺跡の近くには卑弥呼の墓という説のある箸墓古墳がある。前方後円墳の始まりである。



写真では木が生い茂っているが、当時は葺石という石で覆われていた。



この地域には多くの古墳がある。山の尾根を利用して造られたので、その向きは一定しない。前方後円墳の後円に葬られた大王の頭は常に北の方角に向いている。

 

滋賀:大溝城と清水山城
近江には信長が築いた水城が四つある。大溝城はその一つで、当時この地を支配していた浅井長政を討った後に築かれた。JR湖西線近江高島駅の東側にある。



この付近はかつて勝野津という港があり交通の要衝であった。万葉集にも歌われている。

 

珍しいものを見た。写真はサイフォンを利用した上水道である。太いパイプが山から引いた湧水を流し込むもので、細いパイプで各家庭へ送られる。今も使われている。
商人が住んでいた町である。道に真中に溝が流れている珍しい光景が残っている。

 

清水山城は鎌倉時代にこの地を支配した佐々木氏の城であった。戦国時代になって湖北と湖西高島を支配していた浅井長政の最後の砦となった山城である。攻め寄せる信長軍と戦わずして一日で落城した。
石垣はなく土塁であった。

 

主郭からは琵琶湖が一望できる。正面は伊吹山でその左に浅井長政の居城小谷城があった。

京都大学山中伸弥教授と高橋政代先生の 二つの講演から

二つの講演から  髙田 忍

10月14日関西テレビ、なんでもアリーナで京都大学山中伸弥教授の、10月1日日本ライトハウス展で理化学研究所の高橋政代先生の講演を聞いた。その要約を記す。

 

山中伸弥教授 「iPS細胞の研究10年」

 2007年にヒトの皮膚細胞に4つの遺伝子を加えiPS細胞を作ってから10年になる。iPS細胞の特徴は無限に増えることと、脳や心臓など様々な細胞になることである。iPS細胞の研究は再生医療と薬の開発である。

 再生医療としては、理化学研究所の高橋政代先生が2014年に加齢黄斑変性の患者にシート状のiPS細胞を移植したのが初めてである。3年経った現在経過は順調である。この患者のiPS細胞は患者本人の細胞から作ったものである。患者の細胞から作るのは、二つの問題がある。品質評価に時間がかかることと、費用が掛かることである。

 そこで、今年の2月から臨床研究している患者は他家細胞という他人の細胞から作田tものを移植した。ただ、他人の細胞といっても免疫性の問題がある。免疫の方が異なると排除する。しかし、何百人に一人の割合で誰にでも適合する遺伝子を持った人がいる。この人を刈りにスーパードナーと呼んでいる。二名のスーパードナーから日本人の24%をカバーできる。このような人14名から同意を取り付けた。54%カバーできることになる。

 現状の研究レベルは富士登山に例えれば、バスで行ける5合目に過ぎない。この先に難所が待ち構えている。

 問題は研究に携わる人の大半が非正規雇用であることだ。正規雇用にするためには安定した研究費が必要になる。そこで、アメリカの研究機関のように寄付で賄えるようにしたい。協力をお願いしたい。

 

iPS細胞研究所ホームページ http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/

 

高橋政代先生「神戸アイセンターについて」

 来る12月1日に神戸アイセンターが開設される。場所は神戸のポートアイランド、理化学研究所と神戸中央市民病院の間にある。

 私がこれまで研究してきた再生医療は手段であって目的ではない。先端的な研究をするには一般的な医療と合体して進めなければならない。ロービジョンケアの窓口になる。

 再生医療と対をなすロービジョンケアを広め、isee!運動で就労支援、視覚障害に対する意識の改革を行うことが必要であり、それが真の再生医療につながる。

 このisee!運動は「社会から支えられる」側だった視覚障害者に「社会を支える」側になってもらうため、すべての人の「視覚障害者」に対する意識を変革する運動である。

 NEXTVISION という団体が運営する。神戸アイセンター二階にはビジョンパークが開設される。ここではさまざまな活動を通じて楽しみながら学び考えることが出来る。

 事務局から:神戸アイセンターが開設されたら、訪ねてみてはいかがでしょうか。

NEXTVISIONホームページ https://nextvision.or.jp/

 

講演終了後質疑応答があり質問した

髙田質問

 2月に神戸中央市民病院で臨床研究をするとの発表を受けて、会員にアンケート調査をした。回答者の半数は募集条件に適合しない、残り半数は不安があるとの結果であった。不安を払しょくする方法はあるか。

高橋先生の回答

 不安があって当然である。臨床研究は治療を目的とするものではない。患者は体力を必要とする。新しい医学の発展に寄与するとの気構えを持った人が求められる。

NHK放送予告 きょうの健康 今さら聞けない!目の病気「加齢黄斑変性」

NHKの健康番組の予告 10月16日 月曜

午後1時35分~ 午後1時50分

再放送は

10月18日 水曜

午後1時35分~ 午後1時50分

きょうの健康 今さら聞けない!目の病気「加齢黄斑変性」

加齢により、網膜に異常が生じて起こる目の病気。見たいと思う部分がゆがんだり、ぼやけたりして見えにくくなり、放置していると失明の危険も。

滲出(しんしゅつ)型と萎縮型の2つのタイプがあり、日本人の約90%は滲出型。網膜の周囲に新生血管と呼ばれる異常な血管が生じることで、黄斑部が障害され、ものが見えにくくなる。

滲出型の治療は近年進歩しており、高い効果が期待できる。生活習慣の改善による予防も大切。

 

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