クルーズ船の思い出

空からダイヤモンド・プリンセス号
2月5日に行われた「関東会員の集い」と「なるほど、ザ再生医療」のシンポジウムに参加するため、大阪からJALで羽田へ向かった。冬の太平洋側は天気が良く富士山の写真を撮ろうと思い、左の窓側の席を予約していた。三浦半島を過ぎると左に旋回、東京湾を北上した。着陸態勢に入った時、富士山が美しい姿で見えた。良く見ると左下にクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号が写っている。
翌日、大阪に戻り自宅へ帰る途中、学生時代同じのクラスの友人であるTさんから電話があった。「どこからかけていると思う?」「もしかしてクルーズ船?」と会話を交わした。多くの感染者が出て、前日に船室に隔離する処置がとられていた。
Tさん夫妻は幸い陰性と判定され、2月19日に下船して自宅に戻ったというメールが届いた。折り返し、写真を送ると次のような返事が返ってきた。
「2月3日の夜、予定を半日早めて横浜港に入港したのですが、4日の夜は外海で汚水処理、海水から真水を作るために横浜を出港して、5日の午前中に戻ってきました。GOOD TIMINGでしたね。ではまた。」

着陸態勢時見えた富士山とダイヤモンド・プリンセス号

着陸態勢時見えた富士山とダイヤモンド・プリンセス号

横浜港を漂うクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号

横浜港を漂うクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号

クルーズ船「飛鳥」にて
Tさん夫妻とクルーズ船で偶然、出会ったことがある。2017年9月のことである。金沢港から苫小牧港まで航行するクルーズ船「飛鳥」の船内であった。乗船し暫くすると、デッキで避難訓練の説明が行われた。集まった乗客の顔を見渡すと、そこには見覚えの顔があった。Tさん夫妻である。二泊三日の船旅で、食事やアトラクションを一緒に楽しんだことを思い出す。
写真は金沢港での乗船風景である。

金沢港での乗船風景

金沢港での乗船風景

出港すると乗客にテープが配られ、見送りに来た人と別れを惜しむ風景が見られる。五色のテープで美しい光景である。

五色のテープで美しい光景

五色のテープで美しい光景

船室は窓のある部屋であった。狭いが机なども備えられていた。TVも備えられていた。風呂については記憶がない。

船室は窓のある部屋

船室は窓のある部屋

出港すると間もなく日が暮れた。日本海に沈み行く夕陽がきれいであった。

日本海に沈み行く夕陽

日本海に沈み行く夕陽

苫小牧港に着くと、バスに乗り阿寒湖や知床半島を巡った。帰りは新千歳空港から関西空港行きの飛行機であった。到着時間が遅く、空港前のホテルに泊まった。

サンフラワー号(2017年5月)で九州へ
同じ年の5月には、九州の宮崎と鹿児島を旅行した。大阪南港からサンフラワー号というフェリーに乗った。出港すると大阪湾を南下し、四国沖の太平洋に出た。

サンフラワー号(2017年5月)志布志行

サンフラワー号(2017年5月)志布志行

室内に風呂はなく大浴場を利用した。食事は夕食、朝食ともバイキング形式であった。窓側の部屋で、外の景色も見えたので狭さを感じることはなかった。

窓側の部屋

窓側の部屋

鹿児島の志布志港に到着するとバスが待っていた。乗車口に貼られた座席表の名前を見て驚いた。私の旧姓「仁賀」という人の名前がある。この名字は生まれ故郷の滋賀県にだけしかない。琵琶湖西岸に近江の厳島神社ともいわれる白髭神社がある。湖に鳥居があることからそのように言われている。この神社を挟んで街道沿いに南と北に二つの村がある。この二つの村にしかない名字である。
宮崎の日向海岸近くのレストランでの昼食の時に「もしかして滋賀県の出身ですか」と尋ねると、予想した通りであった。南の村の生まれで中学校を卒業すると大阪へ働きに出たという。
この人は興味深い話をしてくれた。中国に旅行した時、名前の漢字を見て大変喜ばれたという。「仁」といい、「賀」といい、いずれも良い意味の漢字だからである。
この旅行では霧島温泉と指宿温泉に宿泊した。帰りは鹿児島から九州新幹線、山陽新幹線に乗った。

オスロからコペンハーゲン(2016年7月)
初めてクルーズ船に乗ったのは、その前の年に北欧に旅行した時である。関空からフィンランド航空に乗った。フィンランドの首都ヘルシンキへは9時間で着く。他の都市より短時間で行けるので便利である。その日の内に、スウェーデンのストックホルムに着いた。宮殿やノーベル賞授賞式会場を見学、再び飛行機に乗りノルウェーへ移動、フィヨルドを観光船で巡った。

ノーベル賞授賞式会場

ノーベル賞授賞式会場

フィヨルド

フィヨルド

クルーズ船に乗ったのはノルウェーのオスロ港からデンマークのコペンハーゲンであった。日記には「2段ベッドと聞いていたが、四つあり窮屈さを感じることはなかった。」と記録している。

ノルウェーのオスロ港からデンマークのコペンハーゲン

ノルウェーのオスロ港からデンマークのコペンハーゲン

この時も北海に沈み行く夕陽の写真を撮った。スウェーデンとノルウェーはEU加盟国だが、通貨はユーロでなく独自の通貨である。お金が少し残ったので、船内でシャツと靴下を買った。

北海に沈み行く夕陽

北海に沈み行く夕陽

コペンハーゲンの港に着くと人魚の像があった。洋上の風力発電も印象的であった。

コペンハーゲン港 人魚の像

コペンハーゲン港 人魚の像

洋上の風力発電

洋上の風力発電

 

エーゲ海(2018年9月)
2018年の9月、トルコとギリシャへの旅行を計画した。9月4日の台風21号で関空への連絡橋が壊れたためルートが変更になった。出発は関空から成田に変更された。新大阪から新幹線で品川まで行き、成田エキスプレスに乗り換えた。飛行機もタイのバンコック経由となり、ドバイで乗り継ぎトルコのインスタンブールという長旅であった。

トルコ・カッパドキア

トルコ・カッパドキア

ギリシャ・アテネのパルテノン神殿

ギリシャ・アテネのパルテノン神殿

 

バスによるトルコ国内の観光を終え、ギリシャへはエーゲ海の船旅を楽しんだ。三つの島に停泊する二泊三日の旅程であった。

ギリシャへエーゲ海の船旅

ギリシャへエーゲ海の船旅

非常に狭い部屋

非常に狭い部屋

部屋は非常に狭かった。椅子もない。もし、このような部屋に二週間も閉じ込められたとすると、ストレスがたまり耐えられないに違いない。
乗船すると、しばらくして日本人スタッフから船内の説明があった。主としてアトラクションの案内であったが、船内には医務室もあるという。ただし医務室が開いているのは午後7時から9時の間である。
ちなみにダイヤモンド・プリンセス号について調べると24時間診察が可能だそうである。飛鳥号は診察時間が決められている。国内海外を問わず健康保険は使えないから、旅行の傷害保険に入るよう勧めている。

北欧の海と違ってエーゲ海は空と海の碧い色が美しかった。ここでも、エーゲ海に沈み行く夕陽が観光スポットになっていた。

空と海の碧い色 エーゲ海

空と海の碧い色 エーゲ海

エーゲ海に沈み行く夕陽

エーゲ海に沈み行く夕陽

クルーズ船の旅は長くて二日が限度だと思う。船内のアトラクションも楽しいものではない。外の景色も大半は海原で次第に飽きてくる。ダイヤモンド・プリンセス号のことを思うと、これからは慎重にならざるを得ない。

(2020,2,24 髙田忍)

あなたとつくる、再生医療の今とこれから

あなたとつくる、再生医療の今とこれから

シンポジウムでは理化学研究所の高橋政代先生が「再生医療のリスクとベネフィット」というタイトルで講演された。リスクとして3点を挙げられた。
1.細胞のリスク(遺伝子)
2.治療のリスク(免疫抑制剤)
3.患者の持つリスク(リスクがあるから様子見するという不作為のリスク)
ベネフィットとして網膜色素変性症患者に対する視細胞の移植を挙げられた。
以下は当日配布された資料の抜粋である。

視機能再生のための複合組織形成技術開発及び臨床応用推進拠点

網膜は目の一番奥にある膜状の組織である。その中にある視細胞は光情報を電気シグナルに変換し、その情報は網膜内の他の細胞を経て脳に伝えられ物を見ている。
網膜は神経網膜とそれを維持するための網膜色素上皮細胞というシート状の組織からなっている。
網膜色素変性は視細胞が編成する疾患、加齢黄斑変性は網膜色素上皮細胞の機能低下により新生血管が生えて視細胞が二次的に変性し視力が低下する。
理化学研究所ではiPS細胞から移植用の視細胞や網膜色素上皮細胞を作り、これらの疾患に移植する技術を開発してきた。加齢黄斑変性に対して網膜色素上皮細胞の移植治療のヒトでの安全性を確認した。
視細胞についても動物実験で光の分らないマウスが移植後に光が分かるようになることを示し、現在ヒトでの臨床研究をはじめようとしている。視細胞と網膜色素上皮細胞はお互い支え合う関係にあり、これらの疾患は進行に伴い視細胞、網膜色素上皮細胞に変性することから最終的にはより広い適応を目指して視細胞と網膜色素上皮細胞の複合シートの移植を目標に研究を進めている。     
 
 

網膜の構造

網膜の構造1

網膜の構造2

網膜の構造2

 

京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授は特別講演で「iPS細胞 進捗と今後の展望」というタイトルで話された。
患者自身の細胞からiPS細胞を作製するのは金と時間がかかるのでストック事業を進めている。現在では、日本人の40%をカバーする遺伝子を持ったiPS細胞がストックされている。

iPS細胞ストック

iPS細胞ストック

計画の概要

計画の概要

 

高田忍(2020,02,10)

関東会員の集い

関東会員の集い

第3回関東会員の集いを2月5日(水)、東京品川駅近くのビルの会議室で開催した。
参加者は4名で初対面であったが、直ぐに打ち解け、昼食の幕の内弁当を食べながら、交流を深めた。
「加齢黄斑変性を予知できるか」「医師との付き合い方」「iPS細胞の再生医療」「運動」など多岐にわたるテーマについて率直な意見交換や情報交換が行われた。

第3回関東会員の集い

第3回関東会員の集い

参加者の一人から文字拡大器が紹介された。下に置いた本の文字が大きくなっていることが分かる。

拡大機

拡大機

株式会社システムギアビジョン クローバー4(39,800円)

富士山とダイヤモンドプリンセス号

富士山とダイヤモンドプリンセス号

2月5日、日本医療研究開発機構の主催による「AMED再生医療公開シンポジウム」に参加するために上京した。会場は品川にあるTKPガーデンシティーであった。
参加申し込みと同時に往復の格安航空券を購入した。冬の太平洋岸は天気が良いので、上空から富士山の写真を撮影しようと考え、行きは左側、帰りは右側の窓側の席を予約した。
伊丹空港を離陸すると急に左旋回をする。かねて撮影したいと思っていた昆陽池(伊丹市)が目に入った。近くにはかつて勤務した工場がある。池には日本列島を模した島がある(画面右下)。

昆陽池(伊丹市)池に日本列島を模した島

昆陽池(伊丹市)池に日本列島を模した島

飛行機はやがて紀伊半島を通過し、名古屋上空に差し掛かった。はるか前方に富士山が浮かんだ。

横浜港上空に美しい富士山

横浜港上空に美しい富士山

伊豆半島を超え三浦半島に差し掛かると左に旋回、東京湾を北上し着陸態勢に入った。横浜港の上空に差しかかった頃、再び美しい富士山が見え何枚も撮影した。数日経って、画面を良く見ると左下に大きな船が写っている。形から見て、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」であることに気付いた。貴重な写真ではないかと思う。

海上左側にクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」

海上左側にクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」

翌2月6日も天気が良かった。大阪行きは少し山側の航路を飛ぶ。富士山の火口が見え、その上の方には南アルプスの山々が雪に覆われていた。

富士山の火口の向こうに南アルプスの山々が雪に覆われていた

富士山の火口の向こうに南アルプスの山々が雪に覆われていた

伊丹空港からモノレールに乗り阪急に乗り換えようとした時である。携帯に電話がかかった。

大学時代の友人T君からである。「どこからかけていると思う?」「クルーズ船からでしょう」。彼は一年に何回もクルーズの旅をしている。ニュースを聞きながら「もしかして」の予感が的中した。感染しないで早期に下船できることを祈る。

高田忍(2020,02,10)

NPO法人役員変更マニュアル

特定非営利活動法人(NPO法人)の役員変更の手続

 

はじめに

NPO法人の組織運営は定款の規定に従って行われる。定款には役員の任期が2年と規定されている。再任は妨げないとの但し書きがついている。任期の最終日に一旦退任し、新たに就任することを意味する。

透明性を持って組織運営するためには、原則として、規定に沿った手続きを行う必要がある。以下はNPO法人黄斑変性友の会が、発足後二年目に行った役員の変更手続きである。手続きには内部手続きと外部手続きがある。

 

[Ⅰ]内部手続き

1.総会

役員の選任は定款の規定に従って、総会の議決が必要である。

総会は会員の半数以上の出席をもって成立します。出席には委任状による出席を含める。そのため、事前に総会の招集通知を出し、出席できない会員から委任状の提出を求める必要がある。

総会が終了後、議事録を作成する。

議事録に記述する事項は以下のとおりである。(総会議事録の様式はP4)

1)開催年月日及び時間

2)開催場所

3)出席会員数(委任状)、正会員数

4)議長の選任

5)議事

  議事には1号議案として理事の選任、2号議案として議事録署名人の選任

  選任された理事について再任、新任、氏名、住所を記載する。

 

2.理事会

理事会では理事長、副理事長の選定を行う。

総会で選任された理事で理事会を開催する。

<開催日時>

*理事が全員重任の場合

予選が可能なので、総会後(今回の場合なら12/2の総会開催後に、12/31の任期満了を待たず)に理事会を開くことができる。

*理事に1名でも変更があった場合

予選は出来ないので、任期が開始されて以降となる。具体的に、例えば前の任期が12月31日に終了していれば、任期の開始は1月1日です。理事会は1月1日以降の早い時期の行うことが望ましい(理事長・副理事長が不在となるため)が、いつまでにという規定はない。

その後、議事録を作成する。議事録の形式は総会議事録と変わらない。

(1)開催日時と時間

(2)場所(建物名、会議室名、所在地)

(3)理事総数と出席理事数(出席した理事の氏名を記載する)

(4)審議事項(理事長、副理事長の選定)

(5)議事の経過の概要及び議決結果(議長名、署名者を記載)

議案:理事長、副理事長の選定の件と記載し、役職名と氏名を記録する。

(6)理事長(当法人の理事会の場合は議長)の印鑑は、(個人の印鑑ではなく)法人の代表印を押印すれば、他の議事録署名人は認印で良く、実印・印鑑証明は省略できる。

 

 

[Ⅱ]外部手続き

この結果を受けて、登録している自治体への報告と法務局への登記変更申請をする必要がある。

1.自治体(大阪市)への届(役員に変更が無くても2年に1度)

提出書類は3つです。

(1)役員等変更届書

(2)役員名簿(氏名と住所)

(3)就任承諾書と誓約書(新任の役員が所定用紙に署名捺印する。再任の場合は不要)及び住民票

市の担当者はその場で提出書類をチェックします。新任の理事については、住民票の住所と一致しているか確認する。全て形式的な確認のみで受理される。

 

大阪市の手続きは以下のホームページに掲載されている。

https://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000209173.html#02

 

2.法務局への登記変更申請(理事長に変更が無くても2年に1度)

提出書類は4つです。

(1)変更登記申請書(P5参照)

            登記内容は理事長の退任と就任である。

            登記すべき事項に次の事項を記入

        退任年月日 退任

        住所

        氏名

       就任年月日 就任

       住所

       氏名

(2)総会議事録

(3)理事会議事録

(4)定款(最後に自筆で「これは現行定款と相違ありません。」と書き、法人名と理事長の署名捺印をする。割り印)

法務省のホームページには、このほか就任承諾書や印鑑証明が記載されているが必要ない。

窓口は受付番号を押すだけで書類を受領します。不備がある時は、時間をおいて電話で指摘を受ける。今回は、登録した印と押印した印が異なるとの指摘を受けた。会の名称変更をしたとき,改印の手続きをしていなかった。そのため、改めて改印届を提出した。改印届には、団体の印の他に、代表者の実印、印鑑登録証明が必要である。

訂正の後、数日して登記事項証明を受け取ることが出来る。

全て形式的な書面上の確認が行われるだけで、実際に総会や理事会が開催された事実の確証を求められることはない。

 

役員変更登記の手続きは法務省のホームページに掲載されている。

http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/COMMERCE_11-1.html#anchor4-3

 

[Ⅲ]事実経過

2019年 

       11月27日       提出した書類(事業報告)の不備を指摘されたため、

                                      大阪市役所 市民局NPO担当を訪問。

                                    役員の任期が12月末で終了との指摘を受け、提出

                                       書類の様式を受け取った。

          直ちに、現理事に再任承諾を求める書状発信。

       12月    2日   大阪市中央公会堂で定例会開催

                                   (議事録では総会とした)

       12月5~7日  現理事6名の内、5名が再任承諾。

2020年 

  1月8日    二水会開催(議事録では理事会)とした。

                                     出席した女性会員4名に口頭で就任要請した。

                                     内3名が承諾、他に女性(東京在住)男性

                                  (京都在住)に要請した所、女性(東京)

                                    承諾した。

         性別、地域のバランスを考慮して選定。

  1月24日        大阪市に役員変更届書を提出。

                                     一部の地名に記入漏れがあったので、手書きで

                                   修正。(最初の法人登録時には、誤字(ヶとケ)

         に対して再提出を求められた)

  1月28日  総会議事録、理事会議事録に署名捺印を依頼(星野さん、

                                     末田さんを訪問)。

  1月29日  午前10時30分、法務局に登記変更申請提出した。

                                     午後4時頃、代表者印が登録印と異なるとの電話

                                     連絡あり。

  1月31日  改印届と本人印鑑証明書を提出し、手続きはすべて完了した。